葉酸を飲むとうつ病の予防に効果があるの?

葉酸が直接うつ病に効くというよりは、葉酸がないとセロトニンなどの神経伝達物質(興奮や抑制といった刺激を運ぶ)が作られません。セロトニンは精神を安定させる役割を持っている物質なのですが、うつ病の人はこのセロトニンの量が健康な人よりも少ない傾向にあります。

 

葉酸は神経伝達物質の合成に欠かせないだけではなく、細胞が成長する手助けをしたり、人間という生命の設計図であるDNAやRNAの合成にも欠かせない物質だと言われています。葉酸が豊富に含まれている食品として、のり・納豆・昆布・ひじき・イクラ・モロヘイヤ・ほうれん草・いちご・アボカド・・などがあります。

 

ただ、100gあたりに含まれている葉酸は決して多くないので、サプリメントなどで補う必要が出てくることもあります。食品では間に合わない時にサプリメントを使って補うと効果的です。厚生労働省が勧めている摂取量は0.4mgですから、サプリメント:食品=85:50くらいの割合で摂取すると有効です。

 

うつ病治療を行う機関である心療内科では、うつ病の予防や治療に抗うつ剤以外に葉酸を勧めることもあるそうです。日頃から摂取することでうつ病のリスクを減らすことができます。

何を選んだらいいか分からない方には自動診断!

葉酸タイプ別診断