葉酸とつわり軽減の信憑性
葉酸を妊娠前から妊娠初期にかけて飲むことで、胎児の先天異常を防ぐことができます。
お腹の中の胎児は、妊娠4〜12週目ごろになると細胞分裂が活発に行われるようになり、細胞分裂には葉酸の働きが必要不可欠です。
細胞分裂が活発に行われるようになる頃、つわりも酷くなります。つわりの最中には食事を思うようにとれなくなりますので、栄養を補給するという意味でも葉酸の積極的な摂取が必要です。
更に、葉酸にはつわりの症状を軽減する効果もあります。これには根拠があり、ビタミンB6が関係しています。
つわりの原因として考えられるのはトリプトファンという必須アミノ酸の一種です。トリプトファンはセロトニンやメラトニンの材料となり、不足すると不眠症や睡眠障害を引き起こします。
葉酸を摂取することによりトリプトファンの代謝を高めることができれば、つわりは軽減されます。
食事で摂取することができないと栄養不足となり悪循環に陥る可能性がありますので、サプリ等で取り入れる方法を考えることが大切です。
また、葉酸には精神系に直接作用して精神状態を安定させる作用もあります。リラックス効果が得られればストレスが減りますので、体調も改善します。